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選んで生まれる

生まれて来る時に、魂は必ず生まれることを人間になることを選んでくるのだとよく聞くが、一度は生命の危機に晒されて、大きな恐怖感に晒されて、私はますます、何故人間になることを選んだのだろうと考える。

もっと気掛かりなことは、今回の震災で亡くなった人達が、ちゃんと魂の目的を果たせたのだろうかということ。
言葉にすると違う感じがするけど、それを思うと何故か苦しくて悲しくて涙が止まらない。

私自身、それを何より恐れているんだと思う。
今はここ2、3年の精算を何としてでもつけるが為に、何か視点のズレを感じながらアルバム完成に向けて毎日無理こいているけども。
これが終わったら、今まで以上に「音楽」という一言なんかではくくれないモノをどうしようもなく求めて吐き出して、ますます魂は「人間」離れに拍車がかかっていきそうな気がする。

普通に会社に行って、別に生命に関わらないことに時間を費やして、お金っていうよく解らないものに執着する。
人間の作ったルールが、ますますままごとのようにしか見えない。

と、書く自分は何なのかと思う。
私はこうしてビジョンを追いかけるばかりで、この中の何かを成せたことはないと思う。

交通機関が落ち着いて、一般人が行き来しても迷惑にならないくらいになったら、被災地を巡って、ちゃんとこの目に焼き付けたい。
私を育てた土地が、どんな風になってしまったのか。
そこで無念に沈んでいった魂と向き合いたい。
行けば憑かれて引きずられてもおかしくないだろうが、私の体など好きに使ってくれていい。

テレビの前で何を言っても他人事に過ぎない。東京に居ると特にそれを感じる。
今、意識を変える時ではないのだろうか。
何もなかったかのように、元に戻ろうとする意識の集合体に違和感を感じる。

私たちは、たまたま無事だった。
明日は当たり前にはやってこない。
そう思うと走らずにはいられない。